広島・九里 リベンジだ!18日阪神戦先発 自分信じて原点の攻めの投球を 首位キープへ連勝バトンつなぐ

 広島の九里亜蓮投手(31)が17日、マツダスタジアムでの投手指名練習後、原点回帰で阪神にリベンジを誓った。18日の阪神戦に先発する右腕は、4日の対戦で4回1/3を4安打6四球4失点(自責点2)でKOされたが、思い切って腕を振る本来の投球スタイルで、チームに白星をもたらす。

 連勝を伸ばし、バトンをつなぐのが仕事だ。九里は「自分の勝ち負けより、チームに勝ちがつくような投球をする」と力を込めた。阪神にリベンジし、首位を守り抜く決意だ。

 今季初登板だった4日の阪神戦は4回1/3を4安打4失点(自責点2)。四球を6個も与えた。「自分で自分を苦しめた」。迷いがストライクゾーンで勝負する投球に影を落とした。

 登板後、藤井ヘッドコーチとの会話で持ち味を再確認し、11日の中日戦は8回4安打7奪三振無失点で今季初勝利。登板後、同ヘッドから「ナイスピッチング」と声をかけられた。球数97で1四球。その数字が、攻めの投球を貫いた証明だった。

 2週間ぶりの阪神戦も原点に立ち返る。前回対戦で2安打1打点を許したノイジーなどに注意は払うものの、まずは自分を信じて腕を振ることに集中する。「試合を見ていても打線が変わったりもしているし、前回対戦していない打者もいるかもしれない。一人一人と勝負していきたい」と前を向いた。

 チームは前カードでヤクルトに3連勝し、単独首位に立った。敵地での首位攻防初戦を白星で飾れれば、さらに上昇気流に乗れる。九里が全力投球で笑顔を呼び込む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス