【安仁屋宗八氏の眼】広島・玉村は球質&スタミナ ともにローテ入り十分合格点

 「オープン戦、広島8-3ソフトバンク」(26日、マツダスタジアム)

 先発した広島・玉村は非常に内容が良かった。特に、変化球が低めに集まっていたため内野ゴロも多く、五回になってもへばる様子もなく三振を奪うなど、ボール、スタミナともに合格点と言っていい。

 結論として首脳陣は先発5番手という評価をするだろうし、それに異論はないが、この試合で言えば四回2死から初安打を許して以降、四死球でピンチを広げてしまった。アウトカウントを頭に入れて、もっと打者に集中すべき場面。

 そこを大事にしていければ、首脳陣もより安心して先発マウンドに送り出せるだろう。

 リリーフではアドゥワが好調時に劣らないボールを投げられており、中継ぎとしては十分に通用する。また河野も落ち着きがあり、面白い存在と感じた。

 打線も両外国人が走者を置いて、センター狙いの延長線上で本塁打できたことは、オープン戦最後に来ての安心材料だろう。走者がいての勝負強さを出していくことで、互いが打点を競う形を作って欲しい。

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