広島・玉村 ローテ当確 5回1安打0封!2軍Cから“鯉のぼり”新井監督「素晴らしい」
「オープン戦、広島8-3ソフトバンク」(26日、マツダスタジアム)
広島・玉村昇悟投手がラストチャンスをモノにした。オープン戦最終戦で初登板初先発。MAX146キロの速球を軸に緩急自在の投球で5回1安打無失点。決まらなかった開幕第3戦の先発をつかんだ。
三回までパーフェクト。四回に柳田に初安打を許してから満塁のピンチを迎えるが、最後は正木を内角143キロで見逃し三振に斬り、脱した。
「いつも通りやればいいかなと。普段通りの力を発揮しようと思って上がりました」
キャンプは2軍スタート。ここまで結果を残してもなかなかお呼びは掛からなかった。それでも焦りはなかった。
「運が落ちてきた時につかみ取れるようにと思って、ずっと2軍ではやってました。むしろ気楽っていうか、こっから上がってやろうっていう思いだけでした」
一昨年オフにソフトバンク・和田に弟子入りしたが、昨季はわずか2勝に終わった。反省からオフは一人で自主トレを行い自分自身を見つめ直した。
「人の感覚を入れるより自分の感覚でやった方がいいのかなと」
結果、納得のいく球が投げられるようになった。
新井監督も「素晴らしいじゃないか」と絶賛。4年目の左腕が“日曜日の男”になった。