カープ森下 24日実戦復帰から歩む復活ロード 「しっかり投げられるかを確認したい」 

 広島の森下暢仁投手(25)が23日、マツダスタジアムでの投手指名練習後、右肘のクリーニング手術後初の実戦登板となる24日のウエスタン・オリックス戦(由宇)で復活の階段を上ると意気込んだ。今月上旬に患部の違和感を訴えて調整ペースを落としたことで開幕ローテ入りはできなかったが、思い切り腕を振り抜く構えだ。

 笑みがこぼれた。栗林や玉村と一緒にノックを受けた森下は、終始リラックスしていた。違和感があった右肘は問題なく、送球も力強い。術後初の実戦登板となる24日のウエスタン・オリックス戦へ準備は整った。

 「しっかり投げられるかを確認したい。打者に対して、しっかり投げることを意識していきたい」

 球数や投球回は状態を見ながら決めていく予定。今月上旬に一度、調整ペースを落としたが「肘がしっかりしているかの確認だったり、体の状態を確認しながらやってきました」と語る。4日間のノースロー期間を経てキャッチボールを再開し、18日のブルペンでは捕手を座らせて30球を投げ込んだ。

 術後初の対外試合登板となる。ユニホームが異なる相手との対戦となれば、自然と力が入っても不思議ではない。右肘の感覚や登板後の体の反応などを確認した上で、その後の練習メニューや次回登板などを決めていく。

 6日にシート打撃に登板。問題がなければ12日のヤクルト戦に登板予定だったが、違和感から登板回避を決めた。昨年10月に右肘のクリーニング手術を受け、開幕に照準を合わせてリハビリと地道なトレーニングを積んできた。春季キャンプも順調に消化してきただけにもどかしさが募った。

 調整ペースを落としたことで開幕ローテ入りは消えたが、新井監督は右腕に「焦るなと。万全の状態で今年の最初のマウンドを迎えてほしい」と話した。チームが優先するのは日程ではなく、森下のコンディション。指揮官はキャンプ前、改めて万全の状態で今季初登板を迎えてほしいと伝えている。

 「自分がしっかりとできるかどうかの確認ができたら。(ウエスタンの)シーズンも開幕しているので、しっかりとした投球をしたい」

 1軍復帰を目指して歩む道のり。森下は確実に一歩ずつ、前へ進んでいる。

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