広島・森 真っ向勝負ラオウ斬りで開幕ローテ猛アピールだ 18日オリックス戦先発

 広島・森翔平投手(25)が16日、先発予定の18日・オリックス戦(マツダ)で、ラオウこと杉本斬りで開幕ローテに生き残りをかけると意気込んだ。前回登板の12日・ヤクルト戦(マツダ)は制球を乱して5四死球を与え、3回1失点。今回はストライクを先行させる攻めの投球を目指す。昨季の日本一チーム封じへ、マツダスタジアムの残留練習で調整した。

 登板前最後の投球練習を本拠地のマウンドで行った。土の硬さなどを確かめ腕を振った森は、充実した表情で調整を終えた。「この前は踏み込めていなかったので『ガッ』といけるように。体をしっかり使って投げる意識で投げました」。アピールへ準備は整った。

 18日のオリックス戦に先発予定。注意する打者を問われると「ラオウさん(杉本)」と即答した。21年のパ本塁打王で、昨季の日本一チームの主砲を封じ、首脳陣へ強い印象を残す。

 開幕ローテ入りへ、今回の登板が正念場だ。「本当にラストチャンス」。前回12日のヤクルト戦は3回を投げて5四死球。テンポよくストライクを先行させる投球が持ち味だが、狂った指先を最後まで修正できなかった。

 「次はどんどんどんどん、もうボールを投げられないくらいの気持ちで勝負していく。堂々とした投球を見せたい」。強い気持ちでマウンドに上がる。

 新井監督は大瀬良、遠藤の開幕ローテ入りを明言。九里、床田も有力となっている。森は残り2枠をアンダーソン、ドラフト3位・益田(東京ガス)、玉村らが争う。激しいサバイバルレースを勝ち抜くために、結果を残す。

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