広島・中村奨 “広陵タッグ”で打撃向上 先輩・新井良2軍コーチ直接指導でスイング修正
「広島2軍春季キャンプ」(2日、由宇)
“広陵タッグで打力向上”だ。広島・中村奨成捕手(23)が、新井良2軍打撃コーチから直接指導を受けた。左肩が早く開かないようにスイングを修正。鋭い打球を放った。
ロングティーでのことだった。若鯉は同コーチから身ぶり手ぶりで助言を授かった。フォームを固めている最中。「捕まえられる打球が増えたし、良い角度で(バットが球に)入るようになった」と充実感をにじませた。
新井良コーチも力強い打球ににっこり。「能力は高いですから、何とかきっかけになるような声であったりアドバイスができたら」と力を込めた。
広陵高の先輩でもある同コーチは阪神時代、大山を4番に育てるなどした。中村奨は自身の殻を破り成長するために今後も指導を仰ぐ構えだ。
今季で6年目。強い危機感がある。中村奨は「いろいろ聞いて、自分のものにしたい。とにかく1軍で結果を出すために技術アップをしたい」と意気込んだ。