新井カープ【覇権奪回キーマン3】末包 2年目の開花へ打力でレギュラー「割って入る」

 5年ぶりの優勝を目指す新生・新井カープ。投打の中心となった栗林良吏投手(26)と坂倉将吾捕手(24)への期待は膨らむばかりだ。そして大きな飛躍が期待されるのが2年目の末包昇大外野手(26)。右の大砲候補がレギュラーに定着できれば打線は厚みを増す。覇権奪回の鍵を握る3選手。今季の展望をお届けする。

  ◇  ◇

 チームとファンが渇望しているのが和製大砲の出現。その可能性を秘めるのが2年目を迎える末包だ。昨季は開幕スタメンでいきなりの猛打賞。だが1軍定着はならなかった。

 昨秋キャンプでは守備練習を行わず一日中、打撃練習を実施する日もあった。それほどまでに、首脳陣から打力が期待されている。キャンプ期間を終えて「何がダメで何が良かったか。シーズンが終わって考えて、すり合わせた。新コーチから新しい知識を得ながらバッティング(のみ)の日もありましたが、収穫があった」と確かな手応えをつかんだ。

 今季予想される外野手のレギュラー候補は西川、秋山、野間と全員が左打ち。「左3人がレギュラーといわれるのは悔しい。割って入って、ポジションを奪えるように」。右の長距離砲が、2年目の開花を目指していく。

 ◇末包 昇大(すえかね・しょうた)1996年5月27日生まれ、26歳。香川県出身。188センチ、110キロ。右投げ右打ち。外野手。白峰中から高松商を経て東洋大に進学。大阪ガスを経て2021年度ドラフト6位で広島に入団。22年開幕戦の3月25日・DeNA戦でプロ初出場初スタメンを果たし、球団64年ぶりとなる新人の開幕戦猛打賞を達成。4月2日・中日戦でプロ初本塁打。昨季は31試合で打率・299、2本塁打、14打点。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス