広島・栗林 “黒田イズム”継承 対面心待ち!考え方や姿勢全吸収「人のためにプレー」

 広島・栗林良吏投手(26)が15日、“黒田イズム”を学んで継承していくことに意欲を示した。黒田博樹球団アドバイザー(47)と顔を合わせる日を心待ちにする右腕。対面した折には長年、プロの世界で活躍するために重要なことなど技術面以外の教えを請い、自身の糧にしていく姿勢を示した。

 尋ねてみたいことが明確にある。栗林は黒田アドバイザーに聞きたいことを問われると「投手として大事にしていること、長年活躍するための体のケアや、意識した方がいいこと。黒田さんにしか聞けないことを聞けたら」と目を輝かせた。

 同アドバイザーの今後のスケジュールは未定ながら、対面を果たせば技術よりも考え方や姿勢などを吸収する構えだ。リーグ3連覇の最初の優勝となった16年。チームをけん引し、優勝を決めた試合で新井監督と涙を流しながら抱き合った黒田氏の姿は画面を通して目にした。

 当時の栗林は大学生。「優勝して、新井さんと男泣きしている姿はテレビでしか見ていないけど、(このシーンで)ファンがたくさん増えたと思う。自分もファンの方々に喜んでもらいたいと思っているし、勝つことが一番喜んでもらえること」と改めてプロとしての使命を思い返す。

 カープの一員になった今、目指すのはファンと一体になって戦いながら熱気を巻き起こすことだ。「来て良かったと思ってもらえるように、1試合1試合を自分の中で全力で戦っていけたら。これからも自分のためにというより、人のためにプレーしていけたらと思う」と背番号20。大先輩から助言を受ける日を待ちわびながら、3年目の準備を整える。

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