「侍ジャパンシリーズ２０２２、オーストラリア０－９日本」（１０日、札幌ドーム）

　日本は来年３月のＷＢＣ１次リーグで同じＢ組に入った豪州と対戦して快勝。広島・西川龍馬外野手（２７）は３試合連続安打を記録し、本番での代表入りへ存在感を示した。

　西川が３試合連続安打でアピールした。二回１死でカウント１－１から右腕アサートンの外角１４０キロを捉え中前にはじき返す安打。先制点の起点になった。

　七回１死はバンスティーンセルから四球で追加点につなげた。５日の日本ハム戦は代走から守備に就いただけで打席はなかったが、以降の３試合はすべてフル出場し、安打を記録。加えて３試合で３四球。派手さはないが、出塁率・４２９。大会前に「外国人投手がイヤとかない。楽しみ」と話していた通り対応力の高さを示した。

右翼こなした

　守備では今季２試合しか守っていない右翼を無難にこなした。今大会に参加している外野手は６人。不参加組もソフトバンク・柳田、オリックス・吉田正、カブス・鈴木ら強打者がそろうが存在感は示した。