カープ玉村 チェンジアップ改良中 来季先発ローテ入りへ苦手右打者攻略
「広島秋季キャンプ」(10日、日南)
広島・玉村昇悟投手(21)は10日、秋季キャンプで来季の先発ローテ入りに向けて右打者対策にチェンジアップの改良に取り組んでいることを明かした。
ブルペンでは横山投手コーチを右打席に立たせて外角にチェンジアップを投げ込んだ。
「もう1回、真っすぐを見つめ直すこととチェンジアップの精度を上げることをテーマにしています。ボールになったり棒球になって打たれたりがあった。(外角に)抜ける球はほしいので」
今季は故障などもあり9試合で2勝(2敗)止まり。原因は右打者への投球。左打者の被打率・236に対して右打者は同・280と打たれた。13与四球のうち11が右打者。数字を見ても、いかに苦手にしていたかが分かる。
「真っすぐとスライダーでしか、カウントは取れていなかった。チェンジアップが生きてくれば、変わってくると思います」
4年目の飛躍へ
以前は有効だった変化球。今キャンプでは握りから見直し、磨き直しに時間をかける。横山コーチは「“逃げ落ち”させようとして、体が横振りになって(右肩が)開くところが、そのまま真っすぐにも出てしまう」と習得にはまだまだ時間がかかるとみている。
来季の目標は先発ローテ入り。玉村は「どんどんいきたいと思います」。4年目の飛躍へ向け実りの秋にする。