カープ森浦 侍リベンジ投 前回登板いきなり3連打→今度は魂の11球で九回締めた
「侍ジャパンシリーズ2022、日本8-1オーストラリア」(9日、札幌ドーム)
広島・森浦大輔投手(23)が魂の11球で最後を締めた。7点リードの九回に登板。1球1球、場内に気合の声が響き渡った。
先頭の左打者キャンベルは147キロで右飛に打ち取る。続くグレンディニングに右線二塁打を許すが、ここからギアを上げた。4番・ウェードを宝刀チェンジアップで空振り三振に斬ると続くフリッツも気合で追い込み、最後はチェンジアップで空振り三振。侍史上最多のチーム19奪三振の最後を決めた。
前回登板の5日・日本ハム戦(東京ドーム)ではいきなり3連打などで失点。牧の好守によるトリプルプレーに救われたが「初めての登板で緊張がありました」と唇をかんだ。
この日は登板前に栗山監督から「大丈夫か」と声を掛けられる場面もあったが、投球で応えてみせた。