広島ドラ3益田 開幕1軍へ先発、中継ぎ、抑え経験生かす「責任を持って勝負」

尾形スカウト(左)から帽子をかぶせてもらい笑顔を見せる東京ガス・益田(撮影・佐藤厚)
指名あいさつに訪れた(左から)高山、尾形両スカウトを迎える東京ガス・益田(中央)と山口監督(右端)
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 広島のドラフト3位・益田武尚投手(24)=東京ガス=が27日、都内のチームグラウンドで尾形スカウトらから指名あいさつを受けた。即戦力として期待される最速153キロ右腕は社会人で先発、中継ぎを経験。適応力を示して、どのポジションでも結果を残すことで開幕1軍をつかみとる構えだ。

 役割にこだわりはない。求められる場所で腕を振り続け、勝利に貢献することが目標だ。益田は「マウンドに立たせてもらえるだけでありがたい。任されたところで責任を持って勝負したい」と力を込めた。

 東京ガスでは先発、中継ぎ、抑えをこなした。「その経験は大きい」。役割によって準備や気持ちの持ち方などが違う。全てを経験し選手としての幅を広げたことで、どのポジションでも力を出し切れる適応力が身についた。

 武器は最速153キロの直球。ドラフト前の8日に行われたヤクルトとの練習試合では、高めの剛球で村上を空振り三振に仕留めた。カットボールも140キロ台で打者の手元で鋭く変化する。投手陣の再整備が求められチームにあって本格派右腕の加入は心強い。

 3回4安打1失点で終えたヤクルト戦は、手応えがあった一方でスイングスピードの速さなどプロのすごさを感じ取った。「対応できるように投球やメンタルを磨いていかないと」。自身の現在地を知り、さらなるレベルアップを誓ったマウンド。得られた経験を今後に生かしていく。

 指名あいさつを受け「チームの勝ちに貢献できる投手になっていきたい」と決意表明した。即戦力と期待されるだけにまずは開幕1軍入りが目標。どこでも投げられる柔軟さを示し競争を勝ち抜いていく。

 ◇益田 武尚(ますだ・たけひさ)1998年10月6日生まれ、福岡県飯塚市出身。174センチ、84キロ。右投げ右打ち。小学4年から野球を始め、嘉穂高では3年春の福岡県大会4回戦が最高成績。北九州市立大に進み、東京ガスに入社した。昨年の都市対抗で優勝。MAX153キロ。

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