【安仁屋宗八氏の眼】四球からの本塁打。今季を象徴する敗戦

 「広島1-5ヤクルト」(30日、マツダスタジアム)

 広島の5位が確定し、4年連続のBクラスが決定。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は来季の課題を3連敗を喫したヤクルト戦から指摘した。

  ◇  ◇

 CS進出に後がなくなった状況にあって、先発の九里は最初から飛ばしていった。そうした頑張りは見えたが、三回、痛恨の一発を許すことになった。

 六回には、森浦も2ランを被弾し、勝負が決する形となった。

 この2本の本塁打はいずれも走者がないところから四球で相手にチャンスを与えてのものだ。特に九里は2死無走者からの3失点と、ダメージが大きかった。

 ただ、今季を振り返るとこういうケースは少なくなかった。無駄な走者をいかに減らしていくか、来季の課題だろう。

 あと1試合を残し、広島のBクラスが確定した。それでも例えばこの日、九回に坂倉が本塁打で見せたように、やれることを全力でやる姿は最後まで出していくべきだ。

 10月2日の最終戦。来季へ向けて、若い選手を多く使うのかもしれない。いずれにせよ、その1試合でベンチも、選手もできる限りのことをやってシーズンを締めてもらいたい。

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