広島・佐々岡監督 イニングまたぎで失点の栗林に「2イニング目を行かせた僕の責任」

 11回、木下を迎えたところで栗林の交代を告げベンチへ下がる佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
 11回、ビシエドに適時内野安打を打たれ、この回に2点目を許して降板する栗林(20)=撮影・立川洋一郎
 11回途中で降板する栗林(手前)
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 「広島3-5中日」(20日、マツダスタジアム)

 広島が延長戦の末に競り負け、CS出場争いから一歩後退した。ヤクルトに勝利した巨人が3位に浮上。広島は、DeNAに敗れた阪神と並び4位となった。巨人とのゲーム差は1。

 3-3の延長十一回に、回をまたいだ栗林がつかまった。先頭への四球から2死一、二塁のピンチを背負うと、岡林に左翼線へ勝ち越しの適時二塁打を許した。さらに2死満塁でビシエドに三塁への適時内野安打を許し、この回2点目を失った。

 先発した九里は初回に味方のミスも絡んで1失点。四回に押し出し四球で追加点を奪われ、五回に2死から連続四球を与えたところで交代を告げられた。4回2/3を4安打5四死球2失点(自責点1)だった。

 打線は中日を上回る10安打を放ちながら、得点は初回にマクブルームが放った3ランのみ。3-2の八回には先頭・坂倉が死球で出塁し上本が送りバントを決めて1死二塁としたものの、小園が空振り三振。続く磯村も見逃し三振に倒れて追加点を奪えなかった。

 試合後の佐々岡監督の主な一問一答は下記の通り。

 -最後は栗林が失点した。

 「あそこはもう栗林しかいないということで、きょうはイニングまたぎをした。栗林で負けたということはしょうがない。これは2イニング目を行かせた僕の責任です」

 -八回の好機でも小園、磯村をそのまま打席に。

 「磯村のところで(代打に)松山というのも考えたけど、一塁が空いていたら歩かされるというのもある。松山を歩かされたら…と、いろいろ考えた中でそのまま行かせた」

 -21日は移動試合で阪神戦。

 「当然、もう5試合なので切り替えて一戦一戦。一戦必勝でいくしかないと思います」

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