広島・栗林 残り6戦フル登板に迷いなし「全力で行くこと前提」 CS進出へ決意

 広島・栗林良吏投手(26)は18日、逆転でのCS進出へ向けて残り6試合全ての登板も辞さない構えを見せた。台風14号接近に伴い18、19日の中日戦(マツダ)が中止となったが、阪神が敗れてチームは8月18日以来の3位タイに浮上した。今後は飛び石日程が見込まれる中、守護神は全勝に向けてフル回転を誓った。

 残り6試合。栗林は全登板の意気込みを問われると、迷いなく答えた。

 「そうですね。もちろんそうですし、どうしても巨人とか阪神の結果が気になってくる時期ですけど、自分たちのやることは変わらない。自分たちが勝てば、他が勝とうが負けようが、変わらないと思うので、勝つことに集中して目の前の試合に全力で臨めたらいいかなと思います」

 すべての思いが集約されていた。CS進出を争う阪神、巨人の2チーム。僅差で争う中、当然ライバルたちの動向は気になるが、雑念を捨てて目の前の試合を取りに行くことだけに集中する。その上で残り6試合すべてに出番があれば、意気に感じてマウンドに向かう準備はある。

 今季はここまで45試合に登板して0勝1敗31セーブ、防御率1・21。被本塁打0の数字が示すように抜群の安定感で勝ちゲームの最後を締めてきた。

 だが、他球団のストッパーが軒並み50試合登板を越える中、余力はあると考える。ここまで3連投が2度で、イニングまたぎも13日・阪神戦(甲子園)の1度だけ。大事に使われてきたのは、この勝負どころでフル回転するためだ。

 「今年はずっといい順位にいながら、上も狙える順位にいた。昨年と違って、終盤になるにつれて緊張感が高まる試合が増えたとかではない。同じ緊張感を持って試合に臨めている。去年とは気持ちの充実感が全然違う」

 調子もいい。6月26日・DeNA戦(横浜)での失点を最後に20試合、20回2/3を連続無失点中。向かうところ敵なしといったところだ。

 レギュラーシーズンは泣いても笑っても6試合で終わる。

 「もちろん僕が結果を出せばそれが一番いいですけど、チームが勝つことが一番大事なので。投げる場所とかを選ばず、任されたところを全力で行くことを前提において、チームがまずは3位を狙えるようになりたい」

 4年ぶりのCS進出へ守護神がフル回転で臨む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス