広島マクブルーム完全復活弾 2ラン&ダメ押し打「みんなでCSに食い込んでいきたい」
「DeNA3-10広島」(17日、横浜スタジアム)
赤く染まった左翼スタンドに広島のライアン・マクブルーム内野手(30)の打球は飛び込んでいった。三回2死二塁から一時逆転となる2ラン。さらに同点の六回無死二塁では投手強襲の安打、八回にはダメ押しの左前適時打と今季6度目の猛打賞。18試合ぶりの一発にスタメン復帰から3試合連続マルチ。完全復活を印象付けた。
「初見の投手も多かった。自分が信じている反応、本能のようなものを信頼して、アグレッシブさを忘れないように打席に臨んだ」
8月末に打撃不振に陥った。8日・中日戦から5試合は先発メンバーからも外れた。
「いろいろと考え、感じるものがあったし、指導もあった。体もメンタル的な部分も準備して帰ってくることができた。今はすごくいい状態でボールを見ることができている」
苦しんだ時間さえも、貴重な機会だったと捉えた。
4番が復活すれば逆転でのCS進出も夢ではなくなる。
「自分を使ってもらえるのではあれば盗塁のサインが出ればしたいし、バントしてでも走者を進めたい。できる限りのことをやって、みんなでクライマックスシリーズに食い込んでいきたいと強く思っています」
頼もしさを取り戻した助っ人が4年ぶりのAクラスへバットで導く。