広島・マクブルーム 7・16以来の猛打賞 6戦ぶりスタメンで執念体現

7回、右中間に適時二塁打を放つマクブルーム(撮影・山口登)
1回、左翼線に適時二塁打を放つマクブルーム
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 「阪神6-5広島」(14日、甲子園球場)

 広島主砲のプライドは、グラウンドで示した。勝てなかった悔しさが充満する一方、収穫は復調の兆しを漂わせたライアン・マクブルーム内野手(30)の奮闘。7月16日・巨人戦以来5度目の猛打賞で、チームを鼓舞した。「勝ちに貢献しようとプレーして何とか粘ったが、チームが負けてしまったので」と、試合後は敗戦を受け止めながら唇をかんだ。

 初回は1点を先制し、なおも1死一、二塁で左翼線への適時二塁打。伊藤将の初球を捉えた。三回2死で中前へ運ぶと、2点を追う七回は2死二塁で魅せた。「とにかく点が入る打撃を心掛け、積極的にどんどん振っていこうと思った」と、浜地の直球を振り抜き右中間への適時二塁打。簡単には逃げ切らせない。執念を体現し、1点差に詰め寄った。

 状態が下降線をたどったこともあり、5試合続けて先発出場を外れていた。いずれも代打で登場したが無安打と、もどかしさが募っていた。安打は6日・中日戦以来7試合ぶり。甲子園で奏でた3本の安打を、巻き返しへの契機にしていく。

 秋山が不在で、菊池涼もベンチスタートが続く状況。背番号10に寄せられる期待は大きくなる。目指すべき場所は逆転CS。「1試合も落とせない試合が続くと思う。勝つことだけを心にとどめて取り組んでいきたい」。しびれる戦いに身を置くために、打ち続ける。

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