広島・松山竜平外野手（３６）が１２日、阪神・青柳討ちへ闘志を燃やした。４年連続でＶ逸が決定。意気消沈するなか、ベテランは力強く前を向いた。

　「とにかく、気持ちしかないと思う。みんなが一丸となって気持ちを出して戦っていくしかない。僕もしっかりみんなを引っ張っていけるように頑張っていきたい」

　３位・阪神との直接対決２連戦。初戦の先発は変則右腕の青柳。ここ３試合、打撃不振のマクブルームに代わって４番に入る松山が先発起用される可能性は高い。

　「状態は良いのであと何試合、先発で出られるか分からないけど、出れば結果を出して、やるしかない」

　１０日のヤクルト戦では今季初の猛打賞を記録するなど調子は上向き。青柳とは前回対戦の８月３０日も４番に起用され３打数無安打に終わった。だが、１９年には２打数２安打の打率１０割、２０年には７打数３安打、打率・４２９に１本塁打とカモにしてきた。

　「勝つしかないのでとにかく僕はやれることをやってチームのために結果を出してやるしかない。とにかく１試合１試合１打席１打席大事にして残り試合頑張りたいと、それだけです」

　プロ生活１５年目、低迷期を支え、１６年からの３連覇は主力として貢献した。勝負どころは知っている。青柳を打つ！