5連勝の広島 佐々岡監督「全員で勝った試合」栗林もかばう
「DeNA3-4広島」(26日、横浜スタジアム)
広島は延長十二回に代打・羽月の二塁打から代打・松山が決勝犠飛。投げては延長十一回を抑えたターリーが来日初勝利。最後を締めた矢崎がプロ初セーブを記録した。
5連勝で5割復帰。就任3年目で監督通算150勝に到達した佐々岡真司監督は「選手全員、この1週間タフな試合が続いた中で頑張ってくれた。延長戦が3試合あって、移動試合もあってね。よく頑張ってくれた」と選手をねぎらった。
阪神戦では22、23日と2試合連続の延長戦。翌日となる24日は移動試合という過酷な日程を戦ったが1度も負けなかった。
心配されるのは抑えの栗林。1点リードの九回を逃げ切れなかった。6連戦中5試合に登板し、3試合で失点となった。
「まあ、そうですけど、連投で大変な中ね、栗林で打たれたのは仕方ない。そこから中継ぎ陣も頑張ったし、全員で勝った試合」
指揮官は守護神を責めることはなかった。
この試合はタクトも冴えた。1点リードの八回には小園にスクイズを命じ貴重な追加点を挙げた。
「次の1点が、3点目が何とか欲しかった。うまく小園が難しい球をやってくれた」
28日からは首位ヤクルト、2位巨人と続く6連戦が待つ。
「1週間よく頑張ってくれたので、またマツダでカープファンの声援の中でね。ヤクルト、巨人しっかりと。火曜からまた1つずつやるだけです」
今季はホームが21勝13敗2分け、ビジターは14勝22敗1分けとなっている。