広島・佐々岡監督「打線は粘っている」 2戦連続2桁安打も3得点、もう一押し

 戦況を見守る佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
 7回の好機に併殺打に倒れて肩を落とすマクブルーム
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 「広島3-6ロッテ」(26日、マツダスタジアム)

 ロッテの8本を上回る12安打を放ったものの、3得点に終わった。広島・佐々岡監督は「何とか(四回に)同点に追い付き、さあここからというところで(五回に)3点を取られたら打っていくしかない。それでも打線にはつなごうという意識はあった」と言葉を紡いだ。

 初回に西川の中前適時打で先制。1-3の三回はマクブルームが左犠飛を放ち、四回は野間の適時二塁打で同点とした。ただ、いずれの回も得点後の好機でもう一押しができなかった。

 追いかける展開の五回以降は、ロッテの中継ぎ陣に苦戦。七回1死一、二塁では勝負強いマクブルームが遊ゴロ併殺打に倒れ、球場はため息に包まれた。

 この日は一気にたたみ掛ける攻撃こそできなかったが、2試合連続で2桁安打を記録。野間、菊池涼、西川、小園、磯村が複数安打した。坂倉は三回に中前打を放ち、4試合ぶりにHのランプをともした。

 27日は、敵地でのソフトバンク戦に挑む。DH制が採用されるため、打線のつながりや得点力アップに期待がかかる。指揮官は「打線は粘っている」と力を込めた。交流戦は負け越しスタートでも、個々の状態は決して悪くない。福岡で白星をつかみ取る。

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