安仁屋氏「アンダーソンは非の打ち所なく完璧」

 「広島3-0巨人」(5日、マツダスタジアム)

 広島の新外国人、ドリュー・アンダーソン投手(28)=前レンジャーズ=が来日初登板初先発で初勝利をあげた。7回1安打7奪三振無失点の快投をデイリースポーツ評論家・安仁屋宗八氏(77)は「非の打ち所がない」と絶賛。さらには「(先発)5本目の柱ができた」と歓迎した。

  ◇  ◇

 アンダーソンは素晴らしい投球だった。まさかここまでの結果を残すとは正直、思っていなかった。直球は150キロ以上で、無四球が証明するように制球力も抜群。非の打ち所がない完璧な82球だった。

 7回で7奪三振した要因は球持ちの良さにある。外国人投手特有の強い上半身に頼る投げ方ではなく、日本投手に近い。歩幅が広く、しっかり体重移動して腕を振る。左膝も大きく折れている。打者に近い位置で球を放せていたからこそ、巨人の各打者は直球に振り遅れていた。

 フォームで言えば、北別府や野村のようだった。どれくらいの歩幅なのか本人に聞いてみたいよ。

 磯村のリードも好投を支えた。ストライクをどんどん投げさせて勝負していた。2人の呼吸がピタリと一致した勝利とも言える。

 完投できたと思うが、来日初登板を考慮すれば良かったと思う。週の真ん中木曜日に完投能力がある投手が投げてくれればベンチは大助かりだ。大瀬良、九里、床田、森下に次ぐ5本目の柱ができた。

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