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広島ドラ１黒原　堂々のＫ斬りデビュー　「まだ始まったところ」

　７回、プロ初登板のマウンドで空振り三振を奪い九里（左）に笑顔で応える黒原
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　「広島３－２阪神」（２９日、マツダスタジアム）

　攻めの姿勢を貫いた先に、ファンと仲間の笑顔が待っていた。広島ドラフト１位・黒原拓未投手（２２）＝関学大＝が、プロ初登板で鮮烈な奪三振デビュー。窮地を脱した姿に、スタンドから大歓声が注がれた。「もちろん緊張しました。結果的に三振が取れたので良かったかなと思います」と汗を拭った。

　先発・九里の後を受け、１－２の七回２死二、三塁から登板。５番・糸原に初球から３球続けて高めに外れ、３ボールに。だが、ここからが真骨頂だ。さらに直球を２球続けてフルカウント。最後は低めカットボールでハーフスイングを誘い、空振り三振で流れを引き寄せた。

　開幕１軍決定後、友人からは初登板を待ちわびる連絡を多数もらった。「まだ始まったところ。ここから頑張ります」。背番号２４が力強く、プロとしてのスタートを切った。

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