「ＤｅＮＡ６－７広島」（２７日、横浜スタジアム）

　広島が九回２死満塁から西川の走者一掃となる三塁打で逆転勝ち。４年ぶりの開幕３連勝、敵地では２００５年に東京ドームで巨人を３タテして以来、１７年ぶりとなった。

　佐々岡真司監督は九回の攻撃を振り返り「この３連戦、２死から点を取れている。つないで、つないでという意識がこういう結果になっていると思うし。いやぁ素晴らしいですね」と選手たちを褒めた。

　２点を追う五回にはチャンスで先発の遠藤に代打・長野で逆転と采配が的中した。

　「遠藤は悪くはないように見えましたけど、なかなか相手も打ち崩せなかったのでね。チャンスがあれば早め早めというところで、あそこでつないで長野よく打ちましたし、いい攻撃だったと思います」

　誤算だったのはリリーフ陣。五回からロングリリーフを見越してコルニエルを投入したが、五回に佐野、六回に宮崎と一発を食らい同点に。同点の八回は中崎を送ったが、牧に一時、勝ち越しとなる本塁打を許した。

　「五回、六回（を担う）そこの投手というのはまだね。コルニエルもいい球を投げてたんですけどね。一発、一発という。これはまたしっかりと次に生かしてほしいと思いますけど。ボール自体はそんなに悪くないと思いますけど。ここは（一発の）そういう恐さというね。本当にリードが何点あってもいい。（強力）横浜打線ということもある。一発の恐さというのはきょう改めて分かりましたね」

　とはいえ、優勝した２０１８年の４連勝以来となる開幕３連勝に変わりはない。

　「まあ、上出来だし、本当に投打がかみあってる。打線がいいつながり、というか今年はそういう、長打というよりもつないでつないでというところで１点。それができていると思うしあきらめない姿勢。２死から点を取れている。本当にいい攻撃だと思います。こういうのをしっかりと続けられるよう１試合１試合引き締めてやるだけですね」

　２９日からは本拠地マツダスタジアムで阪神を迎え撃つ。