広島・大瀬良 開幕デモ! フリー打撃初登板 4年連続の大役へ順調な仕上がり
「広島春季キャンプ」(15日、沖縄)
初のフリー打撃登板で、広島・大瀬良大地投手(30)が順調な仕上がりを印象づけた。林、ドラフト3位・中村健(トヨタ自動車)ら打者8人に直球のみ41球を投げ、安打性はわずか2本だ。力強さが際だったマウンド。4年連続開幕投手に向けて視界良好だ。
「あんまり良くないかなと思っていたんですけど、差し込んでいるファウルが多かった。押し込めているのかなと思いますね」
自身の感覚とは対照的に、打者が詰まる場面が何度もあった。ファウルは15球を数え、芯で捉えられたのは2球のみ。最速は144キロ。ボールは8球で制球力も抜群だった。
佐々岡監督は2月中に開幕投手を決める方針を示唆している。ライバルは九里と森下。「ちゃんと選んでもらえるようにしっかり準備をしたい」と、表情を引き締めた。
沖縄キャンプはこの日が初日。日南より暖かい環境では想像以上に体が動くが、オーバーペースにならないよう気を配る。照準は3・25開幕のDeNA戦だ。
「問題なく1日を終えられたので、このままいけるかなと思う。いい調整をして、(次回も)いい段階を踏めるようにやっていきたい」。頼もしいエースの言葉。積み上げてきた自身の投球を継続する先に、横浜のマウンドが待っている。




