広島ドラ4・田村が鮮烈デビュー 紅白戦初打席でフェン直二塁打

 2回、左越えに安打を放った田村は二塁へ向かう(撮影・北村雅宏)
 2回、二塁打を放つ田村(撮影・北村雅宏)
 2回、二塁打を放つ田村(撮影・北村雅宏)
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 「広島紅白戦、白組2-3紅組」(12日、天福球場)

 広島のドラフト4位・田村俊介外野手(18)=愛工大名電=が、白組の「7番・左翼」で先発出場し“鮮烈デビュー”を果たした。紅白戦初打席で遠藤から左翼フェンス直撃の二塁打。球場全体をどよめきに包み「緊張したところで結果が出たのは、自分の中でプラスになる」と自信を深めた。

 二回2死一塁。初球は空振りだったが、豪快なフルスイングでルーキーらしさを発揮。そして4球目の直球を力強く捉えた打球が、左翼後方を襲った。ベンチが盛り上がる中、塁上で小さくガッツポーズ。逆方向への長打に佐々岡監督は「高校生でね。初球から振っていたのも素晴らしいし、楽しみ」と高く評価した。

 同じ日南市の2軍キャンプに参加していたが、この日1軍合流。その知らせを前日伝え聞き「すごくワクワクしました」。14日からは再び2軍に戻って調整するが、与えたインパクトは絶大だ。「今年中に、1軍の試合に出たいという目標がある。第1歩のスタートをしっかり切れたと思います」と田村。高卒1年目の1軍デビューに、期待は大きく膨らんだ1日となった。

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