広島・佐々岡監督 一問一答「新人2人に奨成、いい競争をしている」初紅白戦で中村健らがアピール

3回、2点適時打を放つ中村奨(撮影・北村雅宏)
 1回、先制2ランを放つ中村健(撮影・北村雅宏)
 1回、先制2ランを放った中村健は宇草(左)とグータッチを交わす(撮影・北村雅宏)
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 「広島紅白戦、白組5-2紅組」(11日、天福球場)

 広島は今キャンプ初めての紅白戦を実施した。白組の先発だった玉村は3回2失点ながら粘り強い投球が光った。一方の紅組先発の高橋昂は3回5失点。初回、ドラフト3位・中村健(トヨタ自動車)にチーム1号となる左越え2ランを浴びるなど3失点。三回も2連続適時打で2点を失った。

 2番手以降の投手は、両軍とも粘り強さが光った。小林、中崎、森浦が持ち味を発揮し無失点だった。

 攻撃陣は外野の定位置を狙う選手が猛アピールだ。紅組では野手主将の野間が2安打すると、中村奨は2安打2打点。白組は中村健に加え宇草、堂林、正随が快音を響かせた。

 試合後の佐々岡監督の主な一問一答は下記の通り。

 -投手陣はどうだったか。

 「昂也はちょっと。シートもね。そういう面ではかわり映えがなかった。制球、球の強さもなかった」

 -玉村はどうか。

「点は取られたけど、球自体はまあまあ。修正するところはあるでしょうけど。追い込んでからだったから、入りからの勝負というのはしてくれた」

 -実戦が始まった。先発陣の現在地は。

 「今日、明日(12日)の紅白戦で投げる投手は、当然厳しい競争の中にある」

 -中村健が一発を放った。

 「ずっと実戦で結果を残している。キャンプに入ってからの変わり身を感じるところもある」

 -外野陣の競争が活発だ。

 「新人2人にしろ奨成にしろ。レギュラーがいなくてポジションが空いているところでいい競争をしている」

 -明日、ドラフト4位・田村(愛工大名電)を1軍に呼びますか?

 「打撃コーチが一度見たいというから練習参加する」

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