カープ大道 大瀬良イズムでアピール 登板前に助言「自分の目的をどこに置くか」

 「広島春季キャンプ」(8日、日南)

 事前に描いたプランを的確に再現してみせた。広島・大道温貴投手(23)が8日、今キャンプ初めてシート打撃に登板。打者10人に対して許した安打を3本にとどめ、首脳陣へアピールした。「真っすぐの感覚は、すごくいいと思う」と振り返った。

 最速は142キロ。奪三振は1つながら、直球で押してファウルを打たせる“らしさ”にあふれた投球。快投の裏には、大瀬良からの助言があった。登板に際し「『自分の目的をどこに置くか。自分で(目的を)設定した上でシートをやると次につながるから』と言われた」という。マウンドで“大瀬良イズム”を体現し、好結果につなげた。

 年明けの自主トレからエースに師事。合同自主トレにも参加して心技体を鍛えてきた。「体に関しては、去年よりいい状態。大地さんと(自主トレを)やらせてもらった分、感謝の気持ちを結果で返したい」。先輩への恩返しの思いも、今季の原動力にしていく。

 中継ぎで開幕を迎えた昨季は、シーズン途中から先発に転向。計4勝のうち、先発で2勝を挙げた。今季の起用法は現時点で未定だが「去年と変わらず、どこでもいいので1軍で投げたい。色んなポジションに対応したい」と頼もしい言葉を並べた。明確な目的意識を持ち、サバイバルレースを勝ち抜く。

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