広島・坂倉に貴さんから公開オファー!来季「リアル野球BAN」出演目指す

 最も印象深いサヨナラ打を放った打者を選ぶ「2021 スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」が21日に発表され、セ・リーグは広島・坂倉将吾捕手(23)が初受賞した。とんねるず・石橋貴明(60)とのトークショーも行われた中、来季は首位打者を獲得し、正月恒例の人気番組内の「リアル野球BAN」への出演に、意欲を見せた。

 スーツ姿で登壇した坂倉は、プレゼンターの石橋からトロフィーを贈呈されると、表情を緩めた。広島勢では18年の下水流以来となる受賞に「来季もこのような賞をいただけるように、必死に一球一球無駄にすることなく頑張っていきます」と声を弾ませた。

 石橋とはこの日が初対面となった中、イベントの途中で行われたトークショーでのことだった。そこで坂倉に「来季にタイトルを1個取れたら、野球BANに来てくれると思うので」と、思わぬ“公開オファー”が送られた。

 これは、毎年正月にテレビ朝日系列で放送される人気番組「とんねるずのスポーツ王は俺だ」のコーナーの一つである、「リアル野球BAN」のこと。例年、その年に活躍した選手が呼ばれ、とんねるずチームと対決する人気企画の一つだ。

 過去、広島勢では前田健太(現ツインズ)や鈴木誠が出演。それだけに、坂倉は石橋からの期待に「(出演できるように)頑張ります。ヒットを打てるようにしたい」とうなずいた。出演の意欲は、そのままタイトル獲得への思いとなる。

 プロ5年目の今季は捕手と一塁で併用され、自己最多の132試合に出場。打撃成績はいずれもキャリアハイの12本塁打、68打点、リーグ2位の打率・315をマークした。

 首位打者に輝いた鈴木誠とは最後までトップの座を争った。「自分が中心になっていかないといけない。そんなに簡単じゃないが、(首位打者は)取れたらうれしい賞。ケガせずに頑張りたい」と力を込めた。

 坂倉は、初めてファン投票による選出となった中での初受賞を喜んだ。対象となったのは9月7日の中日戦(マツダ)。5-7の九回2死一、二塁から右越えの逆転10号3ランを放ち、自身初のサヨナラ打となった。今季初の規定打席に到達して即、首位打者に躍り出た試合でもあり「僕一人でいただけた賞ではない。チームの皆さんに感謝しています」と頭を下げた。

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