カープ大瀬良 新主将の九里&野間を全力サポート 「現状打破へのいいきっかけ」
広島の大瀬良大地投手(30)が18日、新主将に就任する九里亜蓮投手(30)と野間峻祥外野手(28)の全力サポートを約束した。新たな役職が付く2人に「彼ららしく」と期待。自身は今季まで投手主将を務め、責任ある立場が成績を残す源になると実感した。選手会長として、新たなリーダーを手助けする。
主将の肩書が外れても、一丸の思いを浸透させていく気持ちは変わらない。大瀬良が新主将に就任する九里、野間との“共闘”を誓った。「彼ららしくチームを引っ張っていく中で僕もサポートしたり、してもらったりすると思う。力を合わせてやっていければ」と口元を引き締めた。
自身は投手主将として今季を戦った。試合で結果が伴わなかった時期には、先導役でありながら期待に応えられない苦しさを味わった。「やっぱり結果が出なくなると、言葉の説得力や重みがなくなってくる。その立場でしか分からないことも実際やってみて感じて学びました」と経験をプラスに捉えた。
だからこそ、佐々岡監督に野間の抜てきを進言。7年間レギュラー候補として名前が挙がる一方、不動の地位を確立するまでに至っていない。大瀬良は「環境が人を変えるではないけど、やってもらわないといけない選手。現状打破へのいいきっかけになってくれれば」と責任ある地位が、殻を破る一助になることを願った。
4年ぶりのV奪還を目指す輪の中心に、自身は選手会長として立つ。「しっかり成績を残しながら、重みのある言葉を伝えていけるように」。背中と結果で仲間を支えていく。




