広島・堂林 右打ち磨き直す!逆襲へ悲壮覚悟 今季ヒット半数左方向で基本立ち返る

 広島の堂林翔太内野手(30)が13日、右打ちに磨きをかけ、レギュラーの座を獲得することを誓った。今季は70試合に出場し、打率・190、0本塁打、5打点。プロ13年目となる来季の逆襲に向け、基本に立ち返り、打力アップを目指す。

 悲壮な覚悟でプロ13年目の来季に挑む。堂林がレギュラー奪取に向け、右打ちを磨き直す。「今年は1、2軍を行ったり来たりだった。いい者が勝つ世界。結果を出したい」と力強く意気込んだ。

 元々は右方向へ強い打球を飛ばせるのが持ち味であり調子のバロメーターでもあった。しかし、今季は26安打のうち、右方向は7本、センター方向が6本、残り半分が左方向への打球だった。「打席結果を見て、一番気になったところ。スイング幅が短いために、レフト方向にいくことが多かった。スイング幅を上げて、逆方向に長打を打てるようにしたい」と基本に立ち返ることをテーマに掲げた。

 今季は2年ぶりに本塁打0に終わり、70試合の出場で打率・190と低迷した。ドラフト3位の中村(トヨタ自動車)、同6位の末包(大阪ガス)と即戦力の野手が加入し、レギュラー争いはさらにし烈を極める。勝ち抜くためには打力向上が必要不可欠。どんなコースにでも柔軟に対応し、広角に打つことができれば、大きな武器となる。

 「しっかりとトレーニングして、いい状態でスタートしないといけない。自覚を持ってやっていきたい」。巻き返しに向けて己の課題と向き合い、鍛錬のオフを過ごす。

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