広島・玉村 下半身強化で来季150キロ宣言!“原点回帰”球速アップだ
広島の玉村昇悟投手(20)が4日、今オフの自主トレ期間で150キロを目指す考えを明かした。今季途中から先発ローテに定着した中で、直球の重要性を実感。下半身強化で球速アップを実現し、来季の飛躍につなげる。
1軍で17試合に登板した経験は、磨くべき球種を明確にしてくれた。自己最速は147キロ。2年目の今季の試合での最速が、平均して145キロ前後だったことを踏まえて「150キロを目指して」と目標を掲げた。
4月29日のプロ初登板初先発から先発ローテを守り、4勝7敗。「変化球に頼ってしまう箇所もあって(それだと)これから先が厳しい。真っすぐが生きてこないと、他も生きてこない」と“原点”に立ち戻った。
球速アップで、課題克服も狙う。今季は101回を投げて被弾は13本。規定投球回に到達した九里、森下に次いでチームでは3番目に多かった。一発に泣いて黒星を喫した登板も多く「防ごうと思えば防げると思うので」と分析。球速が増すことで打者を差し込めるようになれば、変化球もより効果的となる。
体重アップにも取り組み、現在の81キロから4キロの増量も計画している。自身の成績で貯金をつくることも求められる来季。快速球を手に入れた先に、明るい未来が待っている。