広島・小園 “誠也超え”2100万円でサイン 来季は不動のレギュラーだ!

 広島の小園海斗内野手(21)が29日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1300万増の2100万円でサインした。今季は初めて規定打席に到達し、打率・298、5本塁打、35打点をマークした高卒3年目。来季は打率3割と1年間フルイニング出場を目標に掲げ、不動のレギュラーとなることを誓った。

 青色のネクタイを結び、会見場に姿を見せた小園は充実の表情を浮かべながら、今シーズンを振り返った。「1年間ずっとやれたのは自信になった。その分、来年の期待も大きいと思う。このオフも大事になってくると思うので、練習も生活も大事にやっていけたらいい」とうなずいた。

 高卒3年目の今季は開幕1軍入りを逃したものの、4月に1軍に昇格。メキメキと頭角を現し、遊撃のレギュラーを奪取した。5月中旬には新型コロナウイルス感染による離脱もあったが、113試合に出場。上位打線を担い、プロ入り後初となる規定打席に到達。いずれもキャリアハイとなる打率・298、5本塁打、35打点の成績を残した。

 活躍が評価され、大幅増で契約を更改。鈴木誠の高卒4年目の年俸1700万円を超えた。鈴木球団本部長は「そのまま伸びていってほしい。3年ぐらいは安定してやってほしい」と期待を寄せた。

 12月は西川らとマツダスタジアムを拠点に自主トレを続け、来年1月は昨年に続き、ヤクルト・山田、川端らと約2週間、愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで合同自主トレを行う予定。今季、日本一に輝いた先輩から打撃の極意を学び、さらなるレベルアップを目指していく構えだ。

 日本シリーズを観戦した小園は「粘り強い野球をされていた。最後に慎吾さん(川端)が延長十二回にしぶとい打撃をして、本当にすごいなと思った。吸収できるものはいっぱいある。まだまだ成長できると思って、自主トレをお願いしました」と経緯を明かした。

 昨季まで正遊撃手を務めた田中広を始め、ライバルは多数。来季もし烈なポジション争いが続くだけに安心感はない。「打率3割以上を頑張りたい。来季はずっと1軍にいられるように。ショートでフルイニング、出続けられるように。負けないようにしたい」と不動のレギュラーになることを目標に掲げた21歳が充実のオフを過ごし、さらなる飛躍を遂げていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス