広島・栗林 新人最多タイ37S締め「与えられた仕事を100%できた」

 「ヤクルト7-9広島」(1日、神宮球場)

 広島の守護神・栗林良吏投手(25)が“偉業”を達成し、ルーキーイヤーを締めくくった。3点リードの九回にマウンドに上がり、先頭の宮本にプロ初被弾。さらに四球と安打で2死一、二塁のピンチを迎えたが、最後は代打・青木を149キロの直球で空振り三振に仕留め、今季37セーブ目を挙げた。

 15年に山崎(DeNA)がマークした新人最多セーブ記録に並ぶとともに、歴代2位となる20試合連続セーブにも到達。プロ初被弾には「勝てばいいかなと思っていましたけど…。本塁打は打たれちゃいけなかった。そういう意味では最後に課題が出た、いい試合になったかなと思います」と振り返った。

 今季は53試合に登板し、52回1/3を投げて失点はわずか5。防御率は驚異の0・86と抜群の安定感を誇った。開幕前、佐々岡監督から抑えに指名された時は本人の中でも「いいのかな」という気持ちがあったというが、「監督から『責任は俺が取る』って言ってもらえて。本当にいい意味で期待を裏切れたのかなと思います」と安どの笑みをこぼした。

 DeNA・牧や阪神・中野らと争ってきた新人王のタイトルにも大きく前進。「セーブ数というよりはセーブ機会で1回も失敗しなかった。自分の中では与えられた仕事を100%できたのかなと思います」と満足感を漂わせた。

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