カープ野手陣が好守連発で大瀬良アシスト 石原慶幸氏「試合の流れを引き寄せた」

 「広島7-0DeNA」(28日、マツダスタジアム)

 広島の大瀬良大地投手(30)が6安打無失点で19年8月2日・阪神戦(マツダ)以来の完封勝利。2年ぶりに2ケタ10勝とシーズンの規定投球回を達成した。デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏(42)は、大瀬良の勝利をアシストした野手陣の好守を称賛した。

 ◇ ◇

 大瀬良が2ケタ勝利と規定投球回数をクリアした。どちらも先発投手が目標とする数字だが、これを最後の登板で、しかも完封勝利という形でクリアできたことは本当に素晴らしいと思う。と同時に、彼が今季の成績をどう受け止め、来季どのように進化した姿を見せてくれるのか楽しみを抱かせてくれる締めくくりでもあった。

 試合を決めたのは六回の集中打による7点だったが、その流れを引き寄せたのは野手陣が再三にわたって見せた好守だった。ピンチで小園、菊池涼、西川らが必死に守って点を与えなかった。大瀬良はチームのために腕を振れる投手。チームメートもそれが分かっているからこそ「何とか勝たせてあげたい」という思いが一つ一つの素晴らしいプレーにつながったと思う。

 「打線は水物」という言葉があるように、攻撃というのはなかなか計算が立たないものだが、守備は選手個々の能力や技量が端的に表れる。今のカープは高い守備力を持った選手が多いということを示すとともに、改めてバッテリーも含めた守りの大切さを感じた試合でもあった。

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