広島、鈴木誠2年ぶり首位打者へ「2糸差」でトップに浮上

 「広島0-13巨人」(22日、マツダスタジアム)

 広島・鈴木誠也外野手(27)が、大混戦のリーグ首位打者争いでトップに立った。この日2打数1安打で・31549はリーグトップ。2位がDeNAのオースティンで・31547。

 これを読み上げると鈴木誠の打率は「3割1分5厘4毛(もう)9糸(し)」となり、オースティンとはは「2糸差」。鯉の主砲は首位打者に浮上し、19年(・335)以来、2年ぶりの首位打者タイトル獲得を十分に視界に捉えた。

 この日は六回2死で戸郷から右前打。河田ヘッドコーチは「少しバットを短く持ったりしてね。短く持つということは、何とか(ボールに)コンタクトしようという気持ちの表れ」と、打席の中で工夫を凝らす姿を高く評価した。

 すでに6年連続25本塁打はクリア。これまで王貞治(巨人、8年連続)と落合博満(ロッテ、中日、7年連続)しか達成していない、6年連続打率3割&25本塁打の大偉業達成の可能性もある。低迷するチームにあって、4番がファンに希望を与えていく。

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