広島・九里、大炎上 4回10安打、4年ぶり7失点「流れ持ってこれず悔しい」

 「広島5-8ヤクルト」(23日、マツダスタジアム)

 厳しい数字がスコアボードに並んだ。初回から「1、0、4、2」。先発した広島・九里は4回を投げ、4年ぶりとなる7失点(自責点5)で役割を果たせずマウンドを降りた。

 新型コロナウイルス陽性判定を受けてからの復帰2戦目。前回、16日の日本ハム戦は黒星こそついたが、5回2失点にまとめた。離脱中「すごく気を使ってくれた」という家族のためにも白星を手にしたい試合だった。

 しかし初回、自身も「際どいところを狙って自分の首を絞める」という悪癖が顔をのぞかせ、先頭・塩見に四球。続く青木の二塁打でいきなり1点を失った。

 二回は無失点も味方に勝ち越してもらった直後の三回、ヤクルト打線はカウントを悪くしたくない九里の心境を見透かすように、早いカウントの甘い球を狙ってくる。1死一塁から山田が左前打。村上の一ゴロは適時失策。そしてオスナが勝ち越し3ラン。すべて、初球だった。

 四回も悪い流れを断ちきれず、さらに失点を重ねた。「チームに流れを持っていけるようなピッチングができなくて悔しいです」と振り返った右腕。それでも現状はカープの勝ち頭。チームにも、家族にも欠かせない男のリベンジを待つだけだ。

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