広島・大瀬良6失点 制球乱れ悪送球も「勝てる訳がない」
「広島1-6ヤクルト」(22日、マツダスタジアム)
はじき返される打球に悔しさが募った。二回、大瀬良が3本の長短打を浴びた。四球や自らの悪送球もあった。一挙4失点。試合の序盤で主導権を手渡してしまった。
「きょうみたいな投球をしたら勝てる訳がない。自分に責任がある」
先制点を奪われた後の1死一、二塁で田口が送りバント。打球を処理したものの「慌てた」。一塁へ悪送球し2点目を失った。さらに流れを止められず、失点を重ねた。
球は抜け、引っかける場面があった。バッテリーを組んだ石原について「良い球を見定めて、工夫してリードしようとしてくれていた」と話した。それでも技術的な部分を「修正できなかった」。制球の乱れから6回6安打6失点(自責点3)で喫した3敗目だった。
6連戦初戦の火曜日を託される。佐々岡監督は「ここ何試合は投げ切れていない球もあった中で、それを修正できているかどうか。1週間どれだけ修正できるかというのが何試合も続いているので。エースとして、しっかりやってもらいたい」と奮起を促した。
右ふくらはぎの故障から復帰後、5試合連続で白星がない。大瀬良は「(技術的なことを)はっきりさせて修正したい。立て直したい」と力を込めた。