コロナ濃厚接触から復帰の森下が七回途中3失点 マー君との対決に「しっかりと投げ合えた」

 楽天打線を相手に力投する先発の森下(撮影・立川洋一郎)
7回、イニング途中での降板を告げられ、横山投手コーチ(左端)にボールを手渡す森下(撮影・立川洋一郎)
 7回、イニング途中での降板を告げられ、森浦(左)にマウンドを譲る森下(撮影・立川洋一郎)
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 「広島3-7楽天」(5日、マツダスタジアム)

 新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と判定され、戦線離脱していた先発の森下暢仁投手(23)が24日ぶりの先発復帰を果たし、6回1/3を4安打3失点と力投した。

 勝ち負けはつかなかったものの、日米通算179勝を誇り、日本球界を代表する田中将との投げ合いを演じ、「自分がプロに入る前からずっとテレビで見ていたすごい選手なので、しっかりと投げ合えることができて良かった」と話した。

 初回、先頭の小深田に右翼線三塁打を浴びると鈴木大の二ゴロの間に先制点を許した。 しかし、その後は粘り強く腕を振った。毎イニング走者を許したものの、二~六回までは無失点投球を続けた。佐々岡監督は「隔離され、いつもと違う調整の中でもしっかりとゲームを作って最少失点。ナイスピッチングだった」とたたえた。

 だが「四球を2つ出してしまって試合の敗因を作ってしまった。あそこで流れを壊してしまった」と森下。七回に連続四球。代打・村林の犠打で1死二、三塁となり、球数が100球に到達したところで交代。この回に同点とされ、勝ち投手の権利が消えた。

 悔しさをにじませた右腕は「同じことを繰り返さないように。ゲームを作っていけるように準備していきたい」と次回登板を見据えた。

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