広島・九里、中日新助っ人ガーバーの一発警戒 テンポ重視で連敗止める 8日先発
広島の九里亜蓮投手(29)が6日、チームの連敗ストップへ平常心で臨むと明かした。引き分けを挟んで6連敗で迎える次戦は8日・中日戦。先発が濃厚な右腕は本拠地での投手指名練習後、新外国人ガーバーの一発を警戒し、勝利をもぎ取る投球をする構えだ。
「何も(意識はし)ないです」。九里は淡々と言葉を紡いだ。白星への思いを強く持ちながらも頭は冷静だ。自分自身の投球をすることだけに注力してマウンドに上がる。
要注意するのはガーバーだ。7試合で打率・172、0本塁打、1打点と低空飛行中。それでも2軍戦では4試合で打率・357を記録している。
「映像は見ました。長打を期待されて来日していると思う。体も大きいし、注意しながらですね」。長打で得点が生まれれば相手チームは活気づく。眠る助っ人を起こす訳にはいかない。
前回4月30日の阪神戦は5回4失点で黒星。許した8安打より6四球を猛省した。ストライクゾーンに投げ込み勝負するのが持ち味。同じ轍(てつ)を踏まず、攻めの姿勢を貫く覚悟だ。
中日戦登板は今季2度目。4月17日は負け投手になったものの7回3失点にまとめた。「攻撃面にリズムが生まれるようなテンポで投げていきたい」。野手陣に勇気を与える投球も心掛けていく。