広島 野村の開幕ローテ入りが確定 佐々岡監督「3つ目を託す」
「オープン戦、広島2-1ソフトバンク」(21日、マツダスタジアム)
先発した広島の野村祐輔投手(31)は73球を投げ、5回2安打無失点と好投した。「制球が良かった。四球がなかったし、ストライク先行でいけた」と汗を拭った。
初回、2死から柳田に中前打を浴びるも4番・グラシアルを中飛に抑えた。変化球主体のテンポのいい投球で二、三、四回は三者凡退。多彩な変化球で相手打線の的を絞らせず、安定した制球力で二塁を踏ませなかった。
昨年10月に右鎖骨下静脈血栓症除去の手術の影響で春季キャンプは2軍スタートとなったが、教育リーグで好投を続け、今季初登板となった1軍マウンドでも結果を残した。
佐々岡監督は「結果も含めてナイスピッチングだったので、(カードの)3つ目を託すというか」と開幕ローテ入りを明言。中6日で28日の中日戦(マツダ)に登板することが濃厚となった。
「けがしないように1年間ローテを守れるようにしたい」と決意を新たにした右腕が広島の投手陣をけん引していく。




