カープ堂林、今年も誠也から技術吸収 自身初3割へ!不調時の確認法を確認

 広島・堂林翔太内野手(29)が27日、自身初の打率3割を目標に掲げた。5~24日までは、沖縄県内で鈴木誠らと2年連続の合同自主トレを実施。主砲には助言を受け、初参加した中日・石川昂からはスケールの大きさに刺激を受けた。昨季は8年ぶりに規定打席に到達。今季はさらなる飛躍を目指す。

 充実したオフを過ごした。引き締まった表情と、力強い言葉から実りが多かったことがうかがえる。2年連続で鈴木誠らとの合同自主トレに参加。堂林は沖縄で確かな手応えをつかみ、自身初の“大台”へ照準を定めた。

 「しっかり体を動かして、投げて打って良い自主トレを送る事ができた。とにかく昨年の成績を上回れるように、高い目標を持っていく。最終的に3割を超えられたら良いかなと思っています」

 自主トレでは午前中はトレーニングや守備練習に時間を費やし、午後からは打撃練習。「2、3時間はぶっ通しで打った」。休む事なくバットを振り、技術向上を目指した。

 今年も鈴木誠に助言を求めた。「僕が悪くなっている時の話をして新たに確認できた」。昨季の不調時は体重が軸足の右足に乗らず、左足へ移っていた。体が突っ込むため、捉えたと思った打球がファウルになったり、前に飛ばなかったりした。球団史上初の5年連続打率3割を達成した主砲から修正方法などを聞き、実践した。

 技術だけを学んだ日々ではない。今回は鈴木誠に志願して弟子入りした2年目の中日・石川昂も同行。10歳年下のスラッガーは力強いティー打撃を見せ、青空へ伸びる放物線を放つ。その潜在能力の高さに驚かされた。

 「本当に良い刺激をもらえた。19歳で、すごい力強いスイングをする。自分の19歳の時を考えるとレベルが違う。自分も負けちゃいけないと思わされた」と決意を新たにした。

 9~11日は沖縄を離れ、鹿児島県の最福寺へ。会沢と5度目の護摩行に励んだ。「一番、しんどかった」。火柱の高さは3メートル超。気持ちを前面に押し出しながら大声を出して精神力も鍛え直した。

 昨季は8年ぶりに規定打席に到達して打率・279。58打点は自己最多で、14本塁打は自己最多タイだった。「3連覇の時はチームの力になれていない。強いカープの一員になれるように今年一年、しっかり戦っていきたい」。高みを目指してグラウンドに立つ先に、チームのV奪還がある。

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