広島ドラ2・森浦 天理大ラグビー大学日本一に「負けないよう」初ブルペン

 広島のドラフト2位・森浦大輔投手(22)=天理大=が23日、今年初めてブルペン入りした。捕手を立たせ、変化球を織り交ぜ25球を投げた。即戦力として期待される左腕は同校ラグビー部の初の大学日本一を力に変え開幕1軍入りを目指す。

 8割の力でも、力強いバックスピンが直球に切れを生んでいた。球を受けた天理大の先輩・石原は何度もうなずいた。「感覚を確かめることはできた」。昨年12月下旬以来、約1カ月ぶりのブルペン投球を納得して終えた。

 母校の活躍が励みになっている。11日に行われたラグビー全国大学選手権決勝。天理大は早大を下し悲願の初優勝を成し遂げた。

 スタメン出場していたSH藤原忍やSO松永拓朗は授業で何度か一緒になったことがある。さらにラグビー部の練習場は野球部の隣。ひたむきに楕円(だえん)球を追う姿を何度も目にしてきた。「やっぱりうれしい。励みになるし、自分も頑張りたい。負けないように」。決意を新たにした瞬間でもあった。

 1軍キャンプ参加が決まっている。「内角、外角に投げ分けて、打ち取るところを見てもらいたい。それが強みだから」。切れのある球を自在に操れる制球力が武器。天理大魂を胸に宿し、沖縄で競争を勝ち抜いてみせる。

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