広島・高橋昂 体力アップの秋 先発で勝負の来季へ 課題は長い回

 広島の高橋昂也投手(22)が8日、この日開幕した「みやざきフェニックス・リーグ」で存在感を示すことを誓った。左肘の手術から復帰した今季は2軍で7試合に登板。先発として勝負する来季へ向け、宮崎・日南では、投げる体力を身に付け、投球回を伸ばしていく事がテーマになる。復活への足がかりとする約3週間が始まった。

 飛躍へのきっかけにしたい、みやざきフェニックス・リーグが始まった。高橋昂の課題は投球回を伸ばすこと。「来季、1軍を目指してやっている。そこをできるようにならないと」。先発として勝負する一年を前に、鍛錬の秋に臨む。

 左肘のトミー・ジョン手術から復帰した今季はウエスタンで7試合に登板。最長は5回だった。元々左肘の影響で試合を離れた期間があるだけに、長い回を投げ抜く体力や感覚はすぐに取り戻せないが、同リーグはそれを取り戻せる格好の舞台。「実戦で付けていきたい」と力を込めた。

 入団5年目になる来季は、大学を卒業する同学年がプロ入りする。楽天ドラフト1位・早川(早大)もその一人。高校2年秋の関東大会では早川率いる木更津総合と対戦。互いに完投しながら1-2で敗れた。

 「無駄なく投げられるので一番、尊敬している左投手というのは高校の時から変わっていない」。来季、1軍で対戦する可能性はある。「自分は高卒でやってきている。負けたくない思いはある」と闘志を燃やした。

 チームはドラフトで大学、社会人の即戦力投手を指名した。また、遠藤や中村祐ら若手も1軍で躍動し、力を付けている。先発ローテに入るためには、いくつもの高い山を越えなければならない。「やるべきことをやっていれば、おのずと道は見えてくる」。日南の強い日差しを浴びながら、自分を信じてマウンドに立つ。

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