広島・九里 無敗の菅野に投げ勝った 8回1失点「何とか投げ負けないように」

 ヒーローインタビューを終えガッツポーズする九里
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 「巨人3-4広島」(13日、東京ドーム)

 冷静だった。六回。1点を失い、なおも背負った1死満塁のピンチだ。広島・九里はウィーラーを見逃し三振。続く大城を中飛に打ち取った。「打者と勝負するだけ」。大きく深呼吸し、自分の投球を心掛ける。大きな山を乗り乗り越え、菅野に投げ勝った。

 「すごい投手。何とか投げ負けないように。それだけを思って投げました」

 エースとは7月14日以来、2度目の対戦。前回は共に5回での交代ながら九里が三回に4点を先取された。先制点が勝負のカギ。この日は抜群の制球力で回の先頭を一度も出塁させない。自分のリズムで投げ続けた。

 8回6安打1失点で手にした6勝目は、菅野の連勝記録を止めた白星。佐々岡監督は「ナイスピッチング。良い投球をしてくれたから良い攻撃ができた」と目尻を下げた。

 前日12日に石原慶が今季限りでの引退を発表した。今季は一度もバッテリーを組んでいないものの、これまでの経験が財産になっている。「試合以外でもいろいろと話をしていただいた。本当に感謝しかないです」と言葉を紡いだ。

 順調にローテを回れば残り3~4試合の登板見込みだ。「1回でも多くマウンドに立っていたい」。今季の締めくくりへラストスパートをかける。

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