広島・西川、充実の実戦復帰 先発出場で2四球&軽快守備「早く上がれるように」

 「ウエスタン、広島2-2中日」(6日、由宇球場)

 広島の西川龍馬内野手(25)が6日、ウエスタン・中日戦で実戦復帰した。8月26日にコンディション不良で出場選手登録を抹消されていた。「3番・中堅」で先発出場。1打数無安打ながら2四球を選び、守備でも軽快な動きを見せた。シーズンは残り1カ月。早期の1軍再昇格を目標に掲げた。

 広島ナインから拍手が起こった。六回無死。先頭の西川が四球を選んだ直後だ。コンディション不良からの復帰戦は1打数無安打ながら2四球。「球を見られた。思ったより見えていたので、そこまで悪い感じはなかった」。充実感に白い歯がこぼれた。

 「3番・中堅」でスタメン出場した。初回1死三塁で四球。三回の2打席目は二ゴロだった。途中交代した8月25日・DeNA戦以来の実戦。安打はなくても水本2軍監督は「打ちに行きながら我慢できるのはさすが」と目尻を下げた。

 8月26日に出場選手登録を抹消。1軍を離れている間には若鯉の台頭があった。「大盛が頑張って結果を残している」と西川。さらに長野やピレラも外野の一角を担っている。常に危機感を持ちながら3軍で状態を整えてきた約1カ月だった。

 中堅の守備では左中間への深い打球に追い付き、難なく捕球する場面も。守りの試合勘も問題ない。7、8日のウエスタン・中日戦にも出場する予定で、この日を含めた3試合を見て1軍再昇格が検討される見込みだ。

 「残りの試合数は少ない。できるだけ早く上がれるように状態を上げていきたい。頑張ります」。前だけを向いて青空の下でグラウンドに立つ。

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