広島・森下は7回4安打2失点 9奪三振の力投も勝敗はつかず

ヤクルト戦に登板し力投する森下(撮影・西岡正)
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 「ヤクルト-広島」(19日、神宮球場)

 先発した広島・森下は7回を投げて4安打2失点で降板。111球の力投で試合を作った。

 1点リードの二回、先頭の村上を四球で歩かせて1死後、6番・坂口に初球148キロの直球を完璧に捉えられ、右翼スタンドへの逆転2ラン。坂口には前回10日の試合でもソロを浴びており、一振りで試合をひっくり返された。それでも、その後はさすがの投球を披露した。

 四回は2死三塁のピンチでエスコバーを内角150キロで見逃し三振。五回は四球と犠打などで2死二塁とされたが、2番・青木を内角低めのカーブで空振り三振。ボール球でバットの空を切らせて追加点は与えなかった。

 9つの三振を奪うなど、味方の反撃を待ってツバメ打線に堂々と立ち向かった。

 力投にナインも応え、八回には堂林が同点のソロを放ち、ベンチでは笑顔がはじけた。その後の打席で代打ピレラが送られて交代。勝敗は付かなかったが大学4年間を過ごした思い出の地・神宮球場でのプロ初登板を上々の内容で終えた。

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