広島・ケムナ「腹くくった」勝ちパターン投入、1回無失点で貢献

 「広島2-1ヤクルト」(10日、マツダスタジアム)

 広島のケムナ誠投手が、1回無失点と粘りの投球で、九回抑えのフランスアにつなげた。

 2-1の八回だ。2死後に2者連続四球を与えてピンチを背負ったものの、最後は塩見を三ゴロに打ち取り得点を許さなかった。

 この試合前まで2試合連続で失点。6日のDeNA戦では2回2失点で黒星を喫していた。「七回の森下が投げ終わった時に『行くぞ』と言われた。とにかく名前を呼ばれた時に腹をくくって。名前を呼ばれたからには投げ切るつもりで行きました」

 八回を塹江が担い、九回はフランスアというのが現在の勝ちパターンだ。そこへのつなぎ役としてケムナや島内が名を連ねる。抑える事があれば打たれる事もある。試合を重ねる度に、若鯉は着実に力を付けている。

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