広島・坂倉、今季初3番で3度目の猛打賞!竜キラーじゃ!打率は驚異の・714
「中日6-0広島」(3日、ナゴヤドーム)
昨年8月14日の巨人戦以来、3番に座った広島・坂倉が3安打の固め打ち。天敵の福谷に対し、打線で唯一、気を吐いた。
初回2死から149キロの直球を右前にはじき返すと、四回1死の第2打席は三塁線へ痛烈な打球を放った。高橋のダイビングキャッチで惜しくも長打は阻止されたが、内野安打でチャンスメーク。八回も1死一塁からカーブを華麗にすくって右前に運んだ。
今季3度目の猛打賞で中日戦は打率・714とキラーぶりを発揮。だが本人は「1打席目も2打席目も走者なし。3番としては3打席目のあそこで打ちたかった」。クリーンアップを任されたからこそ、六回無死一、二塁の好機で空振り三振に倒れた打席を悔やむ。
女房役の石原慶がコンディション不良で抹消されたこともあり、K・ジョンソンと初めてバッテリーを組んだ。前日2日の試合前練習では念入りに話し込み、キャッチングなどについての確認を行っていた。
「K・J(K・ジョンソン)のピッチングをできるだけさせてあげたいという思いで試合に入った」と言うも、「初回にああいう展開になった。何とか粘ろうという話し合いをしたのですが…」。初勝利へ導けなかった悔しさをバネに、若き扇の要がさらなる飛躍を遂げる。



