広島・遠藤「粘れたんじゃないかと思う」2敗目も前向く

 5回を投げ終えて笑顔を見せながらベンチへ戻る遠藤。左は捕手・坂倉(撮影・立川洋一郎)
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 「広島1-5阪神」(9日、マツダスタジアム)

 先発した広島・遠藤淳志投手(21)は5回3安打2失点で2敗目を喫した。二回、安打と連続四球で無死満塁と大ピンチを迎えた。梅野の遊ゴロの間に先制を許した。三回は2死二塁で大山の左翼への当たりにチャージをかけた左翼・長野が及ばず、ボールは外野を転々。タイムリー三塁打で2点目を奪われた。

 しかし四回、五回を無失点。苦しみながら粘りに粘った。前回登板した2日の巨人戦(東京ドーム)では無四球でプロ初完投。しかしきょうは「ゾーンで勝負できなかったところがあった。初球の入りだったり、ボール先行になってしまった」と五回で103球と球数を費やした。佐々岡監督は「バラツキもあった。修正がなかなか」とさらなる向上を求めた。

 それでも、大崩れせず2失点の粘投は収穫だ。遠藤は「粘れたんじゃないかと思う。悪いなりに試合を作るのが先発の役目。毎試合、毎試合、責任を持って投げるだけだと思います」と口元を引き締めた。

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