広島が痛恨の逆転負け リクエストに泣く 接戦に弱く、本拠地で苦戦続く

ベンチから戦況を見守る広島・佐々岡監督(左)=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
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 「広島2-3中日」(28日、マツダスタジアム)

 広島が痛すぎる逆転負け。今季の1点差ゲームは0勝5敗と、接戦でのもろさをまたも露呈した。

 佐々岡監督があ然とし、本拠地の鯉党から「えー…」とため息交じりの声が漏れたのは、1点リードで迎えた八回の守りだった。

 2死一塁。塹江がビシエドに右翼線への二塁打を打たれ、一走の大島が本塁へ突入。外野からの中継プレーで捕手の会沢にボールが戻って来た。タイミングは完全にアウト。会沢は胸から顔付近にかけてタッチし、一時はアウトの判定が下された。

 だが、中日がリクエスト。リプレー検証の結果、慎重にタッチにいった会沢のミットが触れるよりも、大島の手が本塁ベースを触れるほうがわずかに早かったとされ、判定が覆りセーフとなった。

 その後、菊池保がA.マルティネスに適時打を浴び、逆転を許した。

 直前の七回の攻撃で松山、会沢が適時打を放って逆転。ただ、さらに続いた1死一、三塁で無得点に終わったのも痛かった。

 これで、本拠地では2勝8敗1分け。今季は鯉党の大応援ができない状況もあってか、昨季まで6年連続で勝ち越していたマツダでまさかの苦戦が続いている。

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